臼杵市議会議員 大分県人権啓発講師 女性議員の会副代表

市民活動

臼杵市中央地区防災講演会

6/28 中央地区防災講演会が開催されました。

講師は、大分県防災アドバイザーの野上美智子さん。「防災体験の中での臼杵への想い」と題して、これまでの大規模災害の支援活動などの体験から『命の大切さ』を伝えてくれました。

つづいて、大分JRAT(大分防災災害リハビリテーション活動推進協議会)の鍬田翼さんが「大分JRATの組織や活動、そして避難所で暮らすことを想定した備えについて」というテーマでお話し下さいました。

JRATは、生活不活発病等を起因とする災害関連死を防ぐことを目的として活動しています。災害時に命は助かってもその後の避難生活で心身を弱らせ亡くなってしまう『災害関連死』について、具体的な事例でお話しいただきました。
疲労、持病の悪化、生活不活発病などの要因で、せっかく生き残ったのに生き続けることができなかった命をどう助ければよかったのか?

⚪︎家屋の倒壊や余震のため避難生活を余儀なくされる…
⚪︎道路、田畑なども被害を受けるため、散歩や家庭菜園などの日課や趣味などを失う…
⚪︎避難所は狭く動きづらいため「動きにくい」から「動かなく」なり「動けなく」なる。

排泄、整容、着替えさえおっくうになり、体調を崩したりうつを発症することもあるといいます。
車中泊によるエコノミー症候群も深刻です。

生活不活発病の予防としては、
◯1日1回外に出よう
◯誰かと話そう
◯身体をこまめに動かそう
◯毎日のリズムをくずさないように
◯「ちょっと面倒くさいこと」が心と体の薬
といった心がけが大切だそう。ふだんの暮らしと同じですね。

『防災』を考えることは、『生きること&生き続けること』を考えることと同じだと実感しました。
中央地区振興協議会防災部&レディースの皆さん、ありがとうございました。