- 市民活動
臼杵市公立学校のあり方に関する基本計画
「第2回臼杵市公立学校のあり方に関する基本計画(案)」に係る地域説明会が下北地区コミュニティセンターで開催されました。
野津地域における当初案は
[南野津小、川登小、野津小が統合し、校舎は野津小を使う][新たな学校として令和8年からスタート]
というものでしたが、地域の声を聞きながらあれこれ修正を重ね、現状案は、統合時期を1年遅らせて令和9年度からのスタートになったそうです。
臼杵地域(北ブロック)においては、当初案は
[佐志生小、下ノ江小、上北小、下北小が統合し、校舎は下北小を使用する][令和9年度からスタート]
という案が掲げられたのですが、それぞれの地区でうかがった意見をもとに修正され、現状案では[佐志生小、下ノ江小、海辺小が統合し、校舎は海辺小を使う]という予定に。
上北小学校については[適正配置の対象校ではあるが統合は延期する]という提案がされました。
下ノ江小学校、佐志生小学校から出された主な意見は、
「現状の教育に不満はなく小規模校の良さも感じているので、保護者としてはショ-ジキ現時点での統合は望んでいないが、将来の子どもたちの学びの環境を考えて統合を受け入れます。ただ、急に大人数集団になる下北小との統合よりも、小規模校の海辺小との統合を望みます」とのことでした。
教育委員会からも「不安解消や新たな環境整備についてなど、これからの個別計画の作成にあたっては丁寧に協議を行い、子どもたちが安心して学習できる環境を確保していきたい」とお答えがありました。
懸念事項として、
◯海辺小学校の災害(津波)対策が心配だという質問がありましたが、「ふだんからさまざまなリスクを想定した防災訓練や避難訓練を行っている」というお答え。
◯「すずかけまつり」や「佐志生まつり」などの催しや地域の文化継承といった、下ノ江カラ-/佐志生カラ- を失くさないでほしい、という要望には、「地域振興協議会とも協働して『子どもを地域ではぐくむ』ことには引き続きとりくむ」という答えでした。
下北地区からは、
◯児童数の推移を見れば、今回の統廃合のあと、すぐに次の計画に移らないといけなくなるのではないか?
などの意見が出されましたが、お答えとしては「小中一貫校の設置なども視野に入れて地域の声を聞きながら『公立学校のあり方検討会』で検討を進めていく」ということでした。
学校は未来を生きる子どもたちをはぐくむところ。考えて考えて意見をかわしあうことこそ大切ですね。
今回の説明会は残すところあと一か所、6/11(水)午後6時半〜 海辺地区コミュニティセンターです。