- 市民活動
読み聞かせ 泣いたあかおに
2月の読み聞かせではいくつかの学校で『泣いたあかおに』を読みました。
子どもの頃、母が読んでくれた、ひろすけ童話のカバー付き絵本を思い出します。好きだったけど、読み終わったあと、納得のいかないモヤモヤ感がいつまでも残る…なんともスッキリしなかったのを覚えています。
今となっては、答えのないこの余白が大切なんやろな、とも思います。
青おにくんからのさいごの手紙にいつも胸がいっぱいになって読んでいても声がふるえます。
「・・・ぼくは これから たびにでることにしました。ながいながいたびになるかも しれません。けれども ぼくは いつでも きみを わすれまい。どこかで また あうひが あるかもしれません。さようなら。きみ からだをだいじにしてください。どこまでもきみのともだち あおおに」
こころの優しい赤おには、にんげんたちと仲良くしたいのに「鬼」というだけで人間は近づきません。
鬼はこわい、と決めつけて怖がってるばかりの人間たちは愚かだなあ、と子ども心に思ったものでした。
現代の私たちと重ねてみると、属性(性別、年齢、国、人種、障がいの有無etc)だけで相手のことを決めつけて、その人の本質を見ようともしない。勝手に敵を仕立てあげて、ネットで罵る人たちのことが思い起こされたりもします。
「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶もわかしてございます。」
っていう貼り紙のセリフも好き。
どんなお菓子なんやろう?笑
