臼杵市議会議員 大分県人権啓発講師 女性議員の会副代表

市民活動

吉丸一昌を学ぶ会 故郷を離るる歌

長屋門で行われた「吉丸一昌を学ぶ会」に参加しました。

臼杵出身の吉丸先生は東京音楽学校(現東京芸術大学)の作歌の教授として『尋常小学唱歌』編纂の中心人物でした。

今回は1913年(大正2年)に『新作唱歌』の一編として発表された吉丸先生の代表作のひとつ『故郷を離るる歌』を解説していただきました。
この歌詞は、故郷をまるで親しい友人であるように歌っていることから、ふるさとへの深い愛情が表現されているとのお話しでした。

1番で自宅の庭を歌う。ふるさとを擬人化し【汝 なれ】と呼びかけたところが吉丸先生の真骨頂である、と。
2番で幼少期の思い出(子ども時代の濃厚な経験)をうたっていて、別るる我を【哀れ】とし、ふるさとへの愛惜を表現している。
3番で峠を越えて別れを告げる故郷に対し【静かに眠れ】…ふるさとよ安寧であれ、と呼びかけている。

臼杵の宝として歌い継がれていくべき歌だとあらためて感じました。

ズームで解説くださいました唱歌研究家の中西光雄さん、ありがとうございました