臼杵市議会議員 大分県人権啓発講師 女性議員の会副代表

女性議員ネットワーク

女性一期生議員ネットワーク タブレット

女性議員の学びあい(おしゃべり)で何やかやと話していたら、見逃していたことに気づいたりします。
その一つが「タブレットの導入について」。

臼杵市議会ではまだ本格的な検討が始まっていませんが、ほかの自治体では思った以上に導入が進んでいることが前回わかったので、タブレット導入を議会運営委員会のなかで相談しました。

タブレットの導入に関しては、もちろん予算がかかることですし使いこなすための研修など準備が必要となります、が、ペ-パ-レスになるのでこれからの紙や印刷にかかる経費が節約できるし、迅速な情報共有が可能になります。環境への配慮としても、災害時などを想定した防災減災の視点からも、欠かせない取り組みだと思います。

佐伯市議会…
昨年の10月から全議員タブレット(iPad Pro)を導入。
iPadからコピーもできるので書き込みたいもの、保存したいものは紙に印刷している。
会議中、わからない言葉はインターネットですぐに検索できるし、忘れそうなものはスクショに撮ったり、タブレットペンもあるので画面に書き込んだりもできる。
他の議員さんも便利に使いこなしてはいるが、最初は扱いに少し苦労してる方もいたようです。

日田市議会…
今年3月にタブレット導入して、6月と9月は、紙と併用で、12月からはタブレットのみ。
ただ、タブレットのみだと、残したい資料が自分の手元に残りません。データがタブレット以外に転送できないので、自分のPCに送れない、プリントアウトもできない。
いくつか課題も見つかり改善しながら進めている。
ちなみに、タブレットは貸与なので改選時に返却する。

中津市議会…
昨年9月議会からタブレット導入。
紙併用が9月、12月議会。今年の3月議会からはタブレットのみ。
反対意見もありましたが、導入前に何度も勉強会があり、今では全員が使えるようになっている。

別府市議会…
連絡等はメールかFAXを、議員が希望した方を選択している。
今年度中にタブレット導入の予定だがしばらくは紙と併用。

日出町議会…
タブレット導入を決めたものの、GIGAスクールの影響で端末が手に入らず、一年近くが経過。購入するタブレットの型を改めて検討しなおし、先月半ばに全議員に配布された。

上記のような他の自治体の情報はとても参考になります。
私たち議員は広く情報を取り入れるのはもちろん、他と比べてわが議会を振り返る必要があります。そうでないとこれまでの慣習に意味なく縛られる恐れがあると思うから。

この「女性一期生議員の会」は異なる自治体議員の連携だからこそ、利害関係もなく言いたいことが言える。「課題を軸にして一緒に考えよう!」というフラットな関係が心強いです。