臼杵市議会議員 大分県人権啓発講師 女性議員の会副代表

人権講師

臼杵市人権講演会 玉木幸則さん「誰ひとり取り残されないまちづくり」

臼杵市人権講演会「誰ひとり取り残されないまちづくり〜フルインクルージョンをめざして〜」講師はバリバラのご意見番だった玉木幸則さん。
「部落差別とか障害者とかLGBTQとか、人権を縦割りにせんでも、要は目の前の人のことをちゃんと知りたいと思うかどうかやろ?」と言って玉木さんは話し始めました。

Eテレ「バリバラ」は、感動ポルノや障害者の性などこれまでテレビではタブーとされてきたようなテーマもとりあげていていつも観てた好きな番組。(以下は話しのメモ)

◯例えば入学したときからずっとわたしたちは『みんな一緒』。同じランドセル、同じ体操服、同じ教科書…。そこからはみだす子は、わがままな子、変わった子、ややこしい子ってされる。
だけど『わたしのあり方』がわたしにとっての『フツー』であり、あなたの『フツー』とわたしの『フツー』は当然違う。

◯【障害】は、肢体不自由や視覚障害や精神障などのことって思われてるかもしれんけどそうじゃなくて。そういう人たちが地域の中で阻害され生きづらさを感じているとしたら、それを作り出している仕組みやそれを作り出している人たちの心の中にあるのが「障害」。そしてそれは、障害がないと思われている人も同じ。

◯[障害]を[障がい]って表記したりするけど、まちに障害があるのだ。【害】をひらがなに変えることで、社会に【障害】があるのをごまかしているのではないか?とにかく、どういう表記であってもそれを使う理由がはっきり言えたほうがいい。

◯優生思想による矯正(治療・訓練)を施されてきた。ありのままでいいはずなのに。「ほっといてくれや。ボクの幸せは僕の感じることで僕にしか感じられへんことやろ?」

◯フルインクルージョンとは、分けないこと、排除しないこと、平等な選択肢があること、すなわち共に生きていくこと。より丁寧に誰もがともに生きていける社会を作っていこう。

玉木さんは思った通り素敵な人でした😌