臼杵市議会議員 大分県人権啓発講師 女性議員の会副代表

女性議員ネットワーク

若者の投票率向上のために必要なこと?

「私たちの声が政治を変える ~若者の政治参画について考えよう~」
今月16日に明日香美容文化専門大学校1年生60人以上の生徒さんからいただいた意見を箇条書きにしてみました。[なるほど]がいっぱい。
①政治へのイメージ?
魅力がない。頑張ってる人と頑張ってない人がいる。給料が高い。裏金と居眠り。安易に投票はできないからちゃんと考えないといけないけどむずかしい。女性の意見が届きにくい世界、何をしているのか分からない。若年層の意見が反映されない。自らが進んで興味を持たないと身近な地域のこともわからない。

②参院選の期間中だがどう感じてる?
選挙カーに対する不満(名前だけ言われても何がしたいかわからない。どこの党に投票したらいいか分からない。手を振ったら振りかえしてくれるから嬉しい。選挙カーでは政党や人に関してわかることがない。若い人たちに向けて訴えている感じがしない。選挙カーの音量が大きい。夜中のバイトなのに朝寝られない。重要性ない。わざわざそこにお金かけんでいいと思う。テスト中とかうるさい)

③どうしたら若者が選挙に行く?
投票したら何かもらえるようにする(抽選券とかお菓子とか割引券とか)。党を分かりやすく説明してほしい。自分がなにをしたいかわかりやすくしてほしい。ポスターになにをするかまで書いてほしい。ネットで投票ができるようにする。行かない人に罰則を。世代別で投票を勝負する。行きやすい所に投票箱をおく(駅とか学校とか)。
SNSでわかりやすく解説してほしい。若者にも興味のある分野で社会問題を解決できるようにすれば行く人はふえると思う。 若い世代に重要な話をしてほしい。投票して何か変わったとわかったら次からも投票に行くかも。友だちが立候補する。若い人が議員になる。学校の特別授業などで1票が大事だという事を教えると良いと思う。インターネットやテレビなどで若者向けに分かりやすい情報を発信する。各党の政策を分かりやすくする。これからの日本を担うのは若者であるという自覚を多くの人にもってもらう。若い人を中心にもっと政治について知ってもらえるような機会を増やす。 選挙はすごくかたいイメージだからもっとやわらかいイメージになればいい。もっと若者によりそった政治をしたら良いと思う。 現状の日本はかなりフェイクが増えたりして厳しい状況にあるのでもっとTVなどで正しいことを発信するべきだ。

④もっと暮らしやすくするために必要だと思うこと?
少子化対策、税金の引き下げ。時給を上げろ、最低賃金低すぎる。子育てに不安がある。結婚したくないけど40歳独身おばさんになるのは怖い。結婚できるか心配。高齢化が不安。みんながやさしくなることが必要。税金をへらす。福祉の方の給料が低賃金でかわいそう。タクシー高い。田舎暮らしだと車を使う→ガソリン代がかかる →高い。物価が高い。税率を下げればどんな地域でも暮らしやすくなる。大分に新幹線をとおしてほしい。投票と同時に意見も言えるようにする。今ある取り組みや制度を分かりやすく提示し足りないと思う制度を市民の意見を反映させる。悩みや意見を誰にでも言いやすい社会を作る。 意見を言いやすくする環境が大事。ゴミ箱をもっと設置する(ゴミが少ない社会に)。中高生や大学生など奨学金の助成を増やして欲しい。公共交通機関(電車やバス)の本数が多くなってほしい。子育て政策。若年層に寄りそう。食べ物の値段をさげてほしい。

⑤困っている事や不安に思うこと?
朝と夕方の渋滞がきつい。交通整備をやってほしい。道に街灯をつけてほしい。米が高すぎる。税金が高すぎてこわい。車道の白線が薄く消えてるところが多くまっすぐ走れない。将来の年金が不安。将来自分が大人になった時にメリットある政策がとられているのか不安。投票に行くメリットがわからない。お金に悩まない生活がしたい。生きていけるか分からない 。職を失わないか不安。環療問題。子育て支援。地域の祭りの減少問題。物価高が止まらない。 時給が低い。103万の壁いらん。子育てや結婚するときに支援がもらえるか。だれもが生活するのに必死になって暮らしを楽しめなくなりそう。災害こわい。 福利厚生(女性を助ける制度)を改善してほしい。戦争が怖い。生活費が高い。年金引かれすぎ。最低賃金が、安すぎる。将来子育て等で悩んだ時に具体的にどこに相談したらいいか分からない。

最後に実際の参議院選挙の投票用紙を見せて説明し「ぜひ投票に行ってね」と呼びかけました。
学生の中には、「政治には関心がない」「自分一人が投票に行ったってなにも変わらない」と思っていた人も多かったようですが、話してみればたくさんの『社会への不満や不安』を感じている…そんなみなさんに『暮らしは政治とつながっている』ことを伝え、「若者の投票率や関心が高まれば、若者向けの政策や予算確保にもつながりやすい」ことを説明しました。
若者の投票率を上げるためには抽選券配布やポイント付与など何かの特典を付ける!という意見が多く出ましたが、佐藤みき会長が「投票の一番のメリット(特典)はその一票で社会を変えることができるということです」と言ったことばにうなづいている学生もいました。
これからの社会の主役である若者にこそ、「社会の課題を先送りせずに解決していく道筋を探してほしいし『投票を通じて政治に声を届ける』ことの意味を知り行動につなげてほしいと願います
もちろん私たちもがんばらなくちゃ!です