- 女性議員ネットワーク
女性議員ネットワークおおいた シンポジウム
2024年1月「シンポジウム 女性議員はなぜ増えないのかみんなでかんがえよう」を行いたくさんの意見をいただきました。 ご意見を一覧にしながら、あらためて参加してくださったみなさんに感謝しています。 もっともすぎるご意見にうなづくばかりで、首と心が痛みます。 重なった意見も多かったのですが、次の5つに分けて意見を紹介させていただきます。 1,ジェンダーによる社会規範により、女性議員への違和感が残っている。 2,SNS・タウンミーティング等、女性議員との身近な接点が必要。 3,環境整備(選挙・議会内・地域・社会)の必要性 4,理解者を増やし政治への女性参画を広げる手法を多くの人たちで模索する必要がある。 5,(女性とか男性とかじゃなく)議員として実力をつけることが結果的にアピールになる。 1,ジェンダーによる社会規範により、女性議員への違和感が残っている。 〇議員の仕事(存在)にふれる機会がない 〇地道な活動が必要 〇家事や子育ては女がするものだ、がまだまだ多い中で立候補はむずかしい 〇そもそも議会が男社会 〇議員になったら何ができるのか、がわからない 〇育児が大変 〇社会通念上のジェンダーの固定観念が変わらないと無理 〇子どもが議員とつながり交流する場が必要 〇メディアリテラシーの意識(「良妻賢母」的な内容の発信が児童生徒の価値観に影響する) 〇ロールモデルとして、女性議員や女性校長・教頭などの姿を幼少のころから目にふれさせる 〇女性議員自身が女性候補をリクルートする 〇同じ理念の人たちでかたまらない(あえてウロウロする) 〇ハードルを下げてインディペントに 〇「女性議員の会」に市民も誘ってたくさん参加してもらう(応援会員) 〇女性のデメリットを逆に武器に使って訴える 〇政策研修の支援を得て、力をつける 〇きちんとした政策を学んで議員活動を続ける 〇「政治」が暴力的で男性的なイメージで伝わってしまっている 〇男性は女性を守るものだ(頼りがいのあるものだ)というすりこみ 〇出馬を決めた後の行動がなにしていいかわからない 〇若い人たちは議会や自治体行政が自分に関係ないと思っている 〇女性の、政治参加に対するネガティブな意識 〇政治・選挙・議会は男の世界なので大きなきっかけがないと参加できない 〇子どものころから政治の話しはしにくい空気(特に女子の間では) 〇(主な有権者である)70代以上の人に性の役割意識(女は家事…)が強いのでなかなか変わらない 〇女性はなかなか支援者を増やしていけない 2,SNS・タウンミーティング等、身近な接点の必要性 〇まずは市民の意識の改革。 〇議員の人柄(どんな人がどんな思いでやっているのか伝わらない) 〇「女性議員の会」全体でWEBメディアで発信していく(賛同者がインスタ・FBなどで拡散) 〇SNSを使って日ごろから政策を訴えることが必要。 〇有権者(一般の方々)が女性議員を増やす必要性に気づかなければ増えていかない。そのためにメディアに強く訴える(大きなテーマとしてとりあげてもらう) 〇市議会や県議会で女性議員が声を上げる(市の管理職の女性割合は?増えない理由は?市長・教育長の見解は?など) 〇子育てが大変で両立が難しそう。ロールモデルが見えない。 〇議会の多様性・バランスが大事であることの発信 3,環境整備(選挙・議会内・地域・社会)の必要性 〇選挙カーで名前を連呼するだけの選挙に参戦したくない 〇夫婦の場合、夫の協力をいかに取り付けるか 〇ハラスメント対策や政治教育など、民度を上げる 〇(必ずしもいい方法とはいえないが)クオータ制を設定する 〇(女性議員がふえない)厳しい現状を打破するために最初の10年~20年ほどのクオータ制導入は必要ではないか 〇働き方の多様化、福利の充実とその周知 〇子育てしながらでも活躍できるようサポートする仕組みが必要。 〇議会への参加をオンラインでもOKにする 〇仕事として食べていける制度整備 〇選挙でお金がかかる(一定収入以上の人でないと立候補が無理) 〇選挙でどのくらいお金がかかるのか知りたい 〇選挙がアナログなので「多様性」に理解ある若い世代が投票にいかない 〇圧力やハラスメントが横行 〇休日や夜も仕事があり時間の制約がきびしい(ライフプランが立てづらい) 〇ハラスメント意識の共有と防止対策(相談窓口や監視機能) 4,理解者を増やし政治への女性参画を広げる手法をみんなで模索する必要がある。 〇気軽に参加できる政治についての議論の場の創出 〇有権者自身の「私の声が反映される」という実感が必要 〇シンポジウムの公開動画を配信してほしい 〇女性議員のタウンミーティングの機会を増やして多くの人に参加してもらう 〇女性議会の開催。 〇女性議員の出前講座など、女性議員の活動を可視化する 〇あらゆる女性団体を横につなげ、この会の女性議員が超党派でつながっているように多少の違いを超え組織を展開していく。 〇市民活動をしている女性に一人でも多く声をかける 〇市民が誘い合ってこのようなシンポジウムに参加できるような広報の仕方を工夫する。 〇知事も(たぶん多くの首長も)女性活躍を掲げている今がチャンス。女性議員を増やすプロジェクトチームを立ち上げ女性が意思決定にかかわる。 5,女性議員が実力をつけること 〇県議会等との勉強会をしたらいいのでは?(政治はつながっているので)。 〇女性議員はいわゆる「暮らし」(子育て、教育、食など)の部分しか扱えないと思われているところがある。 〇発言力や影響力が女性にあるのか…女性自身が懐疑的。