臼杵市議会議員 大分県人権啓発講師 女性議員の会副代表

人権講師

臼杵市人権・部落差別問題講演会

「インターネット上の部落差別と人権教育の課題」と題して『(公財)反差別・人権研究所みえ』事務局長の松村元樹さんを講師に、臼杵市人権・部落差別問題講演会が行われました。

ネット上のデマや差別が止まらない。情報流通プラットフォーム対処法ができても拡散の抑止につながっているのか、という検証は大切。

「実は◯◯出身の芸能人」などという出自で差別する動画が何十万回も再生されている。←クリックするだけで差別構造に加担している。

覚えておきたいと思ったのは「差別は悪意の有無に関係ない」ということば。

悪意がなくても「みんなと同じにしておきなよ」というのはマイノリティへの無意識の排除。褒めてるつもりが偏見の押し付けであったり、一緒に楽しんでるつもりの「おちょくり」が、相手を無意識に傷つけていたり。

「そんな小さなことで騒ぐなよ」

「面倒なやつ」

と思われるのが嫌で黙ってしまう気持ちはわたしにもよく分かる。
でも、差別は「構造」の問題。
何もしないで今日のままの明日を生きるだけで、既存の差別構造をそのまま強化し、多数派に有利なシステムを維持することに手を貸してしまう。

「寝た子を起こすな」という意見があるけれど、それは差別を受けていない側の言い分に過ぎない。社会システムはずっと動きつづけていて、ちっとも寝てなんかいない。

誰かが苦しんだり痛がっているのに「知らなかった、見ていない」で済ませていいはずがない。

ネット時代のいま、受動的な人権教育だけでは、流れてくる情報に振り回される。

これからは、自分から能動的に学び、意識/知識をアップデートし続けることが必要。

もし自分が誰かの足を踏んでしまったと気づいたなら、言い訳せずにまずは真摯に謝りたい。そして理解しようと努める。良い格好をせずに過ちを認めて学び直す姿勢をとれる自分でいたい、と思いました。