トンチ名人の吉四六さん は、臼杵野津が世界に誇るブラボーな人。
吉四六さんの時代も今も、世の中はパワーゲームにあふれています。
パワーゲームとは、簡単に言えば主導権を握ろうと、どちらが上かを誇示するために行う駆け引きです。
戦争も国家同士のパワーゲームから起こり、クラスのいじめもパワーゲームの産物。
居心地の悪い会社や組織はあちこちでゲーム勃発。夫婦でこの駆け引きばかりやっているといずれそのゲームは親子間でも始まるかも。
もしこのゲームに「自分がはまりこんでる?」と気づいたら?・・・そのリングから下りればいいだけです
だって、もし今、目の前のパワーゲームに勝った(ようにみえた)としても、その次のゲームはすぐやってくるし、そうやって戦って勝ち続けた先になにかあるのか・・・?
ネットとかも普及して、これだけ社会が(世界が)複雑になった現在、もはや「誰がパワーの大もとなのか」発見することは無理でしょう?
「富」や「名声」とか、時に「若さ」とか「美しさ」とかが、パワーの元?それがあれば人生の勝ち組になれるのかな~?
そんなあれやこれやが自分に備わってればいいになぁ~って、わたしもショージキ思わないでもないけど。いや時に熱望するけど。
そんな外付けのパワーは無くした後に自分に何もなくなっちゃうし、「これなくしちゃったらどうしよー」っていつも不安に思ってないといけんし、じぶんより持ってる人を始終うらやんでないといけんし。そんな罠に自分からはまりたくない!
「権力」という外付けのパワーに頼るお殿様を、とんちでやりこめて、最後は笑いで和解する吉四六さんは、わたしのヒーローなのです。