県教育委員会の人権教育推進講座で性の多様性について話をさせてもらいました。
テーマは「それぞれの性で自分らしく生きるために」。
自分らしさ大切にすることではじめて周りの人の「らしさ」も認めることができる・・・
それは人権の基礎だと思っています。
そのためには、「自分の性について心地良いポジションを知っていて、誇りを持ってそれを表現でき、自分が望むように生きる」ということは欠かせないでしょう。
セクシャリティとは「生涯を通じて人間であることの中心的側面をなし、セックス(生物学的生)、ジェンダーアイデンティティー(性自認)、ジェンダーロール(性役割)、性的指向、エロティシズム、喜び、親密、生殖がそこに含まれる。(「性の権利宣言」2014改訂版より)
そしてその包括的な性を年齢に応じて適切に、科学的に正しく、文化的能力に相応した形で、肯定的なアプローチを基礎に置いて教育しなければならない、ともされています。
セクシャリティ教育を子どもたちに保障していくことが人権の観点から不可欠であると、20年以上も前から提唱されているのですねー。
「性のあり方」に関しては、一人一人違って当たり前なのに違いを理由に差別やいじめ(いじり)をする人がまだ少なからずいます。
尊厳を踏み躙られるような場面もある。
大きな声で「自分をわかってほしい」と言いたいこともあるでしょう。
でもそれは、性は多様だということを「知らない」だけかもしれません。
人権講師の仲間らと会の活動もスタートしました。
「自分のままでいいよ」と伝え合う学習会や講演会を企画している方はお気軽に声をかけてください。(チラシあり)