はじめての議会質問は想像以上に緊張しました。もっと質問を掘り下げねば!!次回の質問はもっと有意義な内容を目指さねば。議員1年生にも質問の時間は1時間与えられる(ベテラン議員さんと同じ)。有効に使いたい。『要望、ではなく質問をするように』と先輩議員さんから注意された、それはそうですね、要望を出す場ではありません。議員感覚がわかっていない。再質問に課題です。
1『多様な性を尊重する地域社会の実現』について質問しました
臼杵市では、すべての市民が心豊かに暮らせる「市民が主役のまちづくり」を積極的に進めています。
少子超高齢化が進んでいるこの臼杵市が今後も活力を維持していくためには、女性、高齢者、障がい者、といったワクにとらわれず、ひとりひとりが自分らしく地域社会に参加することが重要で、LGBTに対する理解もその一つです。性の豊かさを認めることは多種多様な人々のあり方や生き方を認めることにつながります。
100人いれば100通りの性
セクシャリティ(性のありよう)にはさまざまな要素があります
L レズビアン・・・女性を好きになる女性
G ゲイ・・・男性を好きになる男性
B バイセクシャル・・・どちらも好きになるひと
T トランスジェンダー・・・心の性と体の性が一致しない(違和感を感じている)ひと
「臼杵にはおらんじゃろ」と言われますが・・・
7.6%(2015年 電通調べ 7万人アンケート) = ほぼ13人に1人 =『クラスに2,3人いる』
人は思春期になるにつれて、自分の生き方、恋愛などの性のあり方について、必死に模索します。
性への不安や葛藤を抱えた子どもたちにとって、学校の先生は身近な頼りになる存在であってほしい。
多様性への理解がない集団のなかでは、友だちからからかわれたり、2次性徴の時期に自分の望まない身体に変化していくことで自己嫌悪や絶望感を感じたり。そうでなくとも、教室の雰囲気から存在そのものが否定されているようなメッセージを受け取り孤独になって不登校や自殺年慮につながることもあります。
インターネットに性産業や誤った情報が蔓延していることで、若い人たちの性感染症や人工妊娠中絶などの問題も指摘されます。LGBT教育も含めた性教育の充実が急がれます
男らしい、女らしい、といった[~らしさの呪縛]にとらわれない指導をちりばめることや、気軽に性の相談や情報の入手ができる場を学校に設けることは、対象の児童生徒の自尊感情を保つためにはもちろん、すべての子どもたちにとって「多様性」を意識させ、人権感覚を養うきっかけになると思います。
LGBTの理解は、先進国のスタンダードでありインバウンドを意識した臼杵の観光においてもその配慮や対応は必須です。性的少数者への理解が一足飛びに進むとは思っていませんが、まずは、行政職員や教員がしっかりと対処方針を定めることで、町全体におけるLGBTへの理解は徐々に広がり深まっていくことだと思います。
臼杵市は国際的な商業都市として栄えた歴史があり、柔軟で懐の深い文化を有しています。
その証拠に、臼杵を選んだ移住者に聞けば、その魅力は『人の多様性』にあるという方が多数います。
ひとりひとりの立場や価値観に配慮して、多様な意見を取り入れ、すべての市民が心豊かに暮らせる「市民が主役のまちづくり」を積極的に進めていただきたい、と、願います。
<人権同和対策課と教育委員会から、今後の性的少数者に対する取り組みについて、大変前向きな答弁を頂きました。
具体的な対策の一つとしては、来年早々に市役所職員向けのLGBT研修を予定しています>